国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST) / 量子ビーム科学部門 / 関西光科学研究所 / 放射光科学研究センター / 量子シミュレーション研究グループ
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日時: | 平成28年8月22日(月) 16:00〜17:00 |
Date and time: | 22nd Aug. (Mon.) 16:00-17:00 |
場所: | 兵庫県立大学理学部 研究棟7階719号室 |
Place: | Lecture Room 719 (7F), Faculty of Science, University of Hyogo |
題名: | 量子応答の直接数値解析法 |
Title: | Numerical Study on Quantum Response |
講演者: | 宮下精二 氏 (東京大学) |
Speaker: | Seiji Miyashita (University of Tokyo) |
Abstract: |
種々の量子スピン系、低次元伝導体、分子磁性体、キャビティとスピン系の量子混合など系内の相互作用によって興味深い応答を見せる系の研究が進んでいる、このような場合、系自身の相互作用をハミルトニアンの形で取り入れそのエネルギーを反映した応答を久保公式、の直接数値計算で求めることが必要となる。 その方法ととして、最も直接的な対角化によるもの、時間相関関数を用いる方法、量子マスター方程式を用いる方法などを議論する。 また、複素アドミッタンスを異なる起源の共鳴に分解する方法についても議論する。 それらを用いて、1次元XXZ模型の複素アドミッタンスの温度・サイズ依存性、さらに、キャビティとその中のスピン集団の量子混合おける複素アドミッタンスの温度・サイズ依存性について紹介する。
世話人: |
坂井徹 (兵庫県立大、量研機構SPring-8) 筒井健二(量研機構SPring-8) 中野博生(兵庫県立大) |
Organizers: |
Toru Sakai(University of Hyogo, QST SPring-8) Kenji Tsutsui(QST Pring-8) Hiroki Nakano(University of Hyogo) |